古代の図像

ギリシャ神話を描いた古代の作品57点。 人物との結びつきは69件(一点に二人以上が描かれていることがある。 いまは11点)、結びついている人物は43人。 いちばん古いもので前625年ごろ、新しいもので後250年ごろ

「文献より古い」は、相手によって答えが逆になる

この図像は挿絵ではなく証言として置いている。 だが「文献より古い」と一口には言えない。数えるとこうなる。

  • ヘシオドス『神統記』 前8世紀末〜前7世紀初めごろ 0 / 57点が古い
  • ホメロス『イリアス』 前8世紀後半ごろ 0 / 57点が古い
  • ホメロス『オデュッセイア』 前8世紀末〜前7世紀初めごろ 0 / 57点が古い
  • アポロドーロス『ビブリオテーケー(ギリシア神話)』 後1〜2世紀ごろ 50 / 57点が古い

つまりこの図像群が語れるのは「その作品が作られた時代の人が、この話をどう描いたか」 であって、「もっと古い時代の話がどうだったか」ではない。 ホメロスとヘシオドスより古い作例は一点も持っていない

比べている文献の年はこのサイトが確かめていない推定。 それでも並べたのは、どちら向きに誤差があっても結論が変わらないほど差が大きいから。

57点

素材の分類は館の記述からこちらで寄せたもの。館がそう分類しているのではない。 元の記述は作品ごとにそのまま出してある。

前7世紀1点

前6世紀10点

前5世紀9点

前4世紀12点

前3世紀4点

前2世紀1点

前1世紀7点

後1世紀6点

後2世紀4点

後3世紀3点

載せているのは、館が CC0 で公開している所蔵品だけ。 作品が古いことと、その写真を自由に使えることは別の話で、ここでは 写真の側のライセンスを条件にしている。

題名は館の英語をそのまま出している。訳すと、こちらが同定したように見えるため。 日本語はこちらでつけた言い換え。館が「おそらく」「かもしれない」と書いているものは、 その段階を札にして出してある。

館が同定していても、写真にその場面が写っているとは限らない。 壺は面ごとに別の場面を描き、館の題名は両面を併記するが、写真は片面しか写さない。 そういう作品は外してあり、理由を出典のページに残している。