ギリシャ神話を題材にした1468年から1949年までの作品20点。人物との結びつきは26件、19人。
古代の図像は証言として置いている。 前6世紀の壺絵は「その時代の人がこの話をどう描いたか」を語れる。
こちらは違う。16世紀の絵が語れるのは 16世紀の人がこの話をどう題材にしたかだけで、 神話の内容については何も証言しない。だから枠を分け、ページも分けている。
そしてそのあいだが空いている。 このサイトが持っている古代の図像でいちばん新しいのは後250年ごろ、 この枠でいちばん古いのは1468年。 1,218年ぶん、一点も持っていない。 中世の写本挿絵を扱っていないためで、その時代に何も無かったわけではない。
人物との結びつきは、館の題名による。 写真からその人物だと見分けられるとは限らない。ベルニーニの「プロセルピナの頭部」に 写っているのは、口を開いた女性の頭部だけで、持ち物も場面も無い。 そういうものには一点ずつ断りを添えてある。
言えるのは「館がこの題名でこう公開している」まで。 どの古代文献に基づいて描かれたか、作者が何を込めたかは、館が書いていないかぎり書かない。
c. 1468
アポロンとマルシュアス
Apollo and Marsyas
Cristoforo di Geremia (Italian, active 1456–76)
early 1500s or later
運命の三女神
The Three Fates
Valerio Belli (Italian, c. 1468–1546)
写真から言えるのは「三人の女性像」まで。 モイライとしているのは館の題名による。
early 1500s
マルス、ミネルウァ、ウェヌス、クピド
Mars, Minerva, Venus, and Cupid
Valerio Belli (Italian, c. 1468–1546)
誰がどの人物かは、写真からは決められない。 館の題名が四人を名指ししているだけで、写真から言えるのは兜・槍・盾といった持ち物までである。
c. 1510–1515
レムノス島のピロクテテス
Philoctetes on the Island of Lemnos
Giovanni Maria Mosca (Italian, 1495/99–1574)
c. 1527
走るテティス
Thetis Running
Severo da Ravenna (Italian, c. 1496–c. 1543)
c. 1540–46
ウェヌスに訴えるクピド
Cupid Complaining to Venus
Peter Flötner (German, 1485–1546)
1580s
ウェヌスとアドニスのいる風景
Landscape with Venus and Adonis
Gillis van Coninxloo (Netherlandish, 1544–1607)
画面の大部分は風景で、人物は左下に小さく描かれている。 館はこれをウェヌスとアドニスのいる風景として公開している。
c. 1584–87
マルス
Mars
Giambologna (Flemish, active Italy, 1529–1608)
1602
パリスの審判
The Judgment of Paris
Joachim Anthoniz Wtewael (Dutch, 1566–1638)
c. 1615
狩りへ向かうディアナとニンフたち
Diana and Her Nymphs Departing for the Hunt
Peter Paul Rubens (Flemish, 1577–1640); Workshop
1630s
ネプトゥヌスとアンフィトリテの凱旋
The Triumph of Neptune and Amphitrite
Frans Francken (Flemish, 1581–1642)
1650– 1700
プロセルピナの頭部
Head of Proserpina
Gian Lorenzo Bernini (Italian, 1598–1680)
写真から言えるのは「口を開いた女性の頭部」まで。 プロセルピナとしているのは館の題名による。持ち物も場面も写っていない。
c. 1670
カリュプソにオデュッセウスの解放を命じるヘルメス
Hermes Ordering Calypso to Release Odysseus
Gerard de Lairesse (Flemish, 1641–1711)
c. 1700
アポロンとダフネ
Apollo and Daphne
Massimiliano Soldani (Italian, 1656–1740)
1752
ディアナに扮した女性の肖像
Portrait of a Woman as Diana
Jean-Marc Nattier (French, 1685–1766)
女神そのものを描いた絵ではない。 館はこれを「ディアナに扮した女性の肖像」として公開している。
1816
テルプシコラ・リュラン
Terpsichore Lyran (Muse of Lyric Poetry)
Antonio Canova (Italian, 1757–1822)
1817
クピドとプシュケ
Cupid and Psyche
Jacques-Louis David (French, 1748–1825)
1873
豹に乗るアリアドネ
Ariadne on a Panther
Jean-Baptiste Clésinger (French, 1814–1883)
1908–9
弓を引くヘラクレス
Herakles the Archer
Emile Antoine Bourdelle (French, 1861–1929)
1949
ペルセウス最後のつとめ
Perseus's Last Duty
Max Beckmann (German, 1884–1950)
20世紀の作品。 題名に Perseus の名があるが、描かれているものが古代の物語のどの場面に当たるかは、館の記述からは言えない。