後世の受容

ギリシャ神話を題材にした1468年から1949年までの作品20点。人物との結びつきは26件、19人

これは神話の証拠ではない

古代の図像証言として置いている。 前6世紀の壺絵は「その時代の人がこの話をどう描いたか」を語れる。

こちらは違う。16世紀の絵が語れるのは 16世紀の人がこの話をどう題材にしたかだけで、 神話の内容については何も証言しない。だから枠を分け、ページも分けている。

そしてそのあいだが空いている。 このサイトが持っている古代の図像でいちばん新しいのは後250年ごろ、 この枠でいちばん古いのは1468年。 1,218年ぶん、一点も持っていない。 中世の写本挿絵を扱っていないためで、その時代に何も無かったわけではない。

人物との結びつきは、館の題名による。 写真からその人物だと見分けられるとは限らない。ベルニーニの「プロセルピナの頭部」に 写っているのは、口を開いた女性の頭部だけで、持ち物も場面も無い。 そういうものには一点ずつ断りを添えてある。

言えるのは「館がこの題名でこう公開している」まで。 どの古代文献に基づいて描かれたか、作者が何を込めたかは、館が書いていないかぎり書かない。

15世紀1点

16世紀7点

17世紀5点

18世紀2点

19世紀3点

20世紀2点

探した範囲。クリーブランド美術館の 2部門(合わせて1,210点、 画像が CC0 のもの全部)を取ってきて、題名に人物の名前が出るものを手元で突き合わせた。 当たったのは67点で、そこから20点を選び、 7点を別物として外し、40点は今回の枠から見送った。

見ていない部門がある。 Prints(10,523点)、Drawings(2,625点)。 一点ずつ写真を確かめる手が回らないため。 見ていないことは、無かったことではない。

題名が当たっても別物のことがある。実際に外したもの—— 「Le Dévouement des Citoyennes de Paris」の Paris は都市のパリ、 「Glaucus and Nydia」のグラウコスは19世紀の小説の登場人物、 「Amor Vincit Omnia」の Amor は銘の一部。 理由は採否の記録に残してある。

代替テキストは画像を開いてから書いている。 館の題名から書き起こすと、写っていないものを書いてしまう。