世界のはじまり

3 / 6 章

3キュクロプスと百手の巨人

この読み物の本文は、ヘシオドス『神統記』 116–210行。ホメロス『イリアス』『オデュッセイア』の本文ではない。

青銅の小像。髭のある裸の男が大きく足を開いて踏み出し、右腕を後ろに振り上げている。両手の先は欠けている
early 5th century BCE ゼウスまたはポセイドンの小像 この章に出てくる人物の図像。場面は対応していない → この人物のページ
139–146

さらに彼女はキュクロプスたちを産んだ。気性の激しい、ブロンテス、ステロペス、そして頑なな心のアルゲス。ゼウスに雷を与え、雷霆を作った者たちである。ほかの点では神々に似ていたが、目はひとつだけ、額の真ん中にあった。額に丸い目がひとつ据わっていたので、キュクロプス(丸い目の者)と呼ばれた。その手の仕事には、力と武と技があった。

英文

And again, she bare the Cyclopes, overbearing in spirit, Brontes, and Steropes and stubborn-hearted Arges, who gave Zeus the thunder and made the thunderbolt: in all else they were like the gods, but one eye only was set in the midst of their fore-heads. And they were surnamed Cyclopes (Orb-eyed) because one orbed eye was set in their foreheads. Strength and might and craft were in their works.

英訳の底本は ヘシオドス『神統記』、H. G. Evelyn-White 英訳 (1914)。 日本語は英訳からの参考訳で、ギリシャ語原典からの直接訳ではない。 節の下の人物リンクは読みに行く先の案内で、 英文が代名詞で受けている箇所は参考訳の読み取りに依っている。 この訳の素性と目次