神の子・王たち

エリクトニオス

Erichthonios

ダルダノスの子

英雄・人間 トロイア戦争

ダルダノスの子で、当時のいちばんの富者。三千頭の牝馬が水草の原で仔を連れて草を食んでいたという。北風ボレアスがその馬に恋をして黒いたてがみの牡馬の姿で交わり、生まれた十二頭の仔馬は実った麦の穂を折らずに走り、波の背も駆けたと『イリアス』は語る。アテナイの同名の王とは別人。

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親子関係には、古代文献のどこがそれを述べているかを示している。すべて英訳本文に当てて 確かめたもので、資料に見当たらない関係は空のままにしてある。 「資料に記載がない」ことは「資料が否定している」ことではない。

ギリシャ神話に正典はなく、ヘシオドス『神統記』・ホメロス・悲劇作家・後代の神話集で系譜は食い違う。ここでは主にヘシオドスとホメロスの線をとり、有名な異伝は各人物の解説に添えた。

人間の親を持つ半神(ディオニュソス、ヘラクレス、ヘレネなど)は、図では神の側の親だけを線で結んでいる。世代の層は物語上の同時代性を優先しているため、厳密な代数とは一致しない。

同じ層の中で上下に並んでいる人物がいる。トロイア王家のように、一つの層の中に何代も続く家系があるため。**上下は「その層の中での親子の順序」でしかなく、別の家系の同じ高さが同時代だという意味は持たない。**

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